国境なき記者団(RSF)が新しい情報プラットフォームを開設

国境なき記者団(RSF)は、ジャーナリストの身の安全やサイバーセキュリティ、プロフェッショナルとして役立つ情報などのプラットフォームを開設した。

RSFは、ジャーナリストのための情報と自己研鑽のプラットフォームを立ち上げた。このプラットフォームは、新型コロナウイルス感染症の報道や身の安全、サイバーセキュリティ、法的な情報、メンタルヘルスなどについて現在、英語と中国語で発信を行なっている。リンクはこちら(training.rsf.org)。

このプラットフォームは、180名のジャーナリストなど5万台の携帯電話の監視への使用が報道されたイスラエルのスパイウェア「Pegasus」に関する包括的な情報も提供している。また、RSFが提供したジャーナリストに対する一連のトレーニング・セッションの録画ビデオや、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)と協力して発行した『RSFジャーナリストのための安全ガイドライン(英題:RSF Safety Guide for Journalists)』の電子版も掲載している。

RSF東アジア事務局長のセドリック・アルビアニは「このプラットフォームは、RSFが実施しているトレーニング・プログラムを補完するものであり、昨今高まり続けている独立系ジャーナリストたちの安全上の懸念に、よりよい形で応えることを目的としている」と述べた。また「スパイウェア『Pegasus』による監視が発覚したことを受けて、ジャーナリストたちは、未だかつてないほど自分自身や情報提供者に差し迫る脅威を認識する必要に迫られている」という。

RSFは、10年近くにわたってジャーナリストの安全に関するトレーニング・プログラムを実施しており、これまでに1,800名以上の世界中のジャーナリストが参加した。さらに、このトレーニングに加えて、脅威にさらされているメディアや拘束されたジャーナリストの保護と支援を目的とした迅速な支援サービスも提供している。
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