国境なき記者団が、拘束されたジャーナリストらへの旅券返還を日本政府に要求!

国境なき記者団が、拘束されたジャーナリストらへの旅券返還を日本政府に要求しました。

国境なき記者団(RSF)は、日本政府に対し、紛争地を取材するジャーナリストの安田純平氏と常岡浩介氏に旅券を返還するよう求めます。

 

国境なき記者団(RSF)は、紛争地取材に携わり、拘束された経験を持つジャーナリストの安田純平氏および常岡浩介氏に対し、直ちに新しい旅券を発行するよう日本政府に求めます。安田氏は、シリアで3年以上拘束されていましたが、昨年10月末に帰国しました。しかし、それ以来旅券が発行されていない状況にあります。2010年にアフガニスタンで5ヶ月間拘束されていた常岡氏は、ことし2月、正当性に疑義のある規定を根拠に旅券返納を命じられました。

 

国境なき記者団東アジア支局長のセドリック・アルビアニは「民主国家において、政権がジャーナリストの移動を制限するという行為は容認できません」と述べています。「日本政府は、命の危険を冒して国民に情報を伝えようとしているジャーナリストの仕事を妨げるのではなく、感謝の気持ちを示すべきです」
近年日本では、誘拐の危険がある地域で報道を行うことは無責任であり、国に迷惑をかけるといった理由で、一部の人々が紛争地を取材するジャーナリストを非難する動きがあります。

 

2019年世界報道の自由ランキングで、日本は180カ国中67位となっています。

 

安田純平氏(左)、常岡浩介氏(右)